効果と安全性とコスパを両立した場合の育毛剤の選び方

薄毛対策を行う上で、育毛剤は、比較的安価で毎日塗るだけなので継続しやすいという理由から、最も取り組んでもらいたい薄毛対策だと私は考えています。 種類が多いので選ぶのが難しいですが、やはりユーザー目線として気になるのは、生える生えないという効果、そして、副作用の起こらない安全性、そしてできるだけ安く使えるコストパフォーマンスの3つだと思います。

コスパについてはある程度見通しがつくものの、効果、安全性については、実際に使ってみないとわからないところもありますね。ただ、とっかえひっかえするわけにもいきませんし、お金のムダも半端ありません。もちろんこれらは個人差もあるので、どれも効くというわけではありませんが、それでも、ある程度基準を持って選んだほうがより無駄の少ない育毛剤選びができると思います。

そこで、実際に複数の育毛剤を比較し、客観的に評価できる指標を使って効果、安全性、コスパの3つで育毛剤を比較してみることにしました。。私がこの考え方に至った理由とともにご覧いただければと思います。

国によるグレード区分だけでは、明確な基準があいまい

まず、育毛剤は、国(厚生労働省)の認定しているグレードというものがあります。

医薬品>医薬部外品>化粧品 という3つのグレード分けがされており、右から左へと順番に効果の保証度が高くなっています。医薬品の育毛剤はリアップX5プラス(大正製薬)1種類しかなく、効果を証明するための臨床試験が行われており、その結果、約1年使用した場合は約7割程度の人に軽度改善以上の効果があるという数字も唯一出ていますね。

となると、リアップ一択だと思うわけですが、逆に、安全性という意味では、左から右へと、順番に安全度が高くなっています。安全性というのは、副作用のこと。リアップだと、効果の数字も出ていますが、副作用の発現率が8%程度あるという数字も発表されていて、ある程度高いことがわかります。

また、正直育毛剤のほとんどは、医薬部外品にランクされているため、この指標だと正確な位置づけがさっぱりわかりません。また、色々な育毛剤のサイトを見てみると「効果がありそうだな〜(完全に素人目線で)」と数字では測れないところで思うような育毛剤が多数あるのも率直な感想です。自分が調べたところ、現在日本では60種類以上の育毛剤が販売されていますが、グレードというのは気にせず、ネットでよく話題にのぼっている以下の9種類の育毛剤を比較してみることにしました。

  • M−1育毛ミスト(サラヴィオ化粧品)…医薬部外品
  • リアップX5プラス(大正製薬)…第一類医薬品
  • ポリピュアEX(シー・エス・シー)…医薬部外品
  • ナノインパクト100(ホソカワミクロン化粧品)…医薬部外品
  • BUBKA(T・Sコーポレーション)…医薬部外品
  • チャップアップ(ソーシャルテック)…医薬部外品
  • IQOS(キーリー)…医薬部外品
  • フィンジア(ユーピーエス)…化粧品
  • Deeper3D(アルファウェイ)…化粧品

客観的に評価する際に重要な指標を3つつくる

では、これらは購入前にどうやって比較するべきなのか?基準がないままでは、どれがいいとは言えないと思ったので、まずは私なりに育毛剤をユーザー目線で使いたいと思う上で重要だと思うポイントを洗い出してみると、

  1. 効果について客観的な保証がある(自社調べのデータは不可)
  2. 副作用になる確率が低い安全性
  3. 値段が安く継続購入しやすい

1の効果については正直素人では何が良くて何が悪いのか判断することも出来ません。そこで求めたいのは、専門家からのしっかりとした認定やデータが出ているかということですね。メーカー側は自分の商品は育毛効果が高いとみせたいと思うので、それとは違う第三者からの評価というのは重要だと思います。 当然自社調べで○○%満足!というのはあてにならないので却下です。

また、その育毛剤にしかないオンリーワンの成分が入っているかということも研究開発にどれだけお金を掛けているかという点で大事であると思います。育毛剤に限らず、いろんなサプリやコスメは、パッケージだけ変えて中身は同じというアイテムが多いですからね。

2の副作用は、頭皮に直接つけるものとして、効果以外に有害なものはできるだけ避けたいという安全願望が働いたからです。

3のコスパは意外と購入前に目が届きにくいポイントですね。育毛剤は大体1本が1~2ヶ月分。何度も言うとおり、薄毛対策は半年以上の継続が求められるので、最低でも2~3本分の費用をあらかじめ頭に入れる必要がありますね。

これらの3つのユーザー願望を基準として、より評価の高い育毛剤を選ぶ事にしました。ここまではあくまで願望なので、さらにそれが指標化できるものかあるかどうか考えてみると…

1.効果について客観的な保証がある

第三者からの評価やデータがある(国からの認定、特許、学者からの評価など)
他の育毛剤は配合されていない、唯一のオリジナル成分が配合されている

2.副作用になる確率が低い安全性

副作用リスクが報告されている成分の有無
副作用の原因とされているアルコールの有無
第三者機関によるチェックがあるか?

3. 値段が安く継続購入しやすいコスパ

購入コストよりも塗布1回あたりの費用で判断
最低半年で続けた場合の費用でも判断

これらを基準に順番に評価していき、最後に残った育毛剤が、効果と継続性と安全性をすべてクリアしている育毛剤ということになります

1.効果についての指標で4つの育毛剤に絞られる

まずは、効果の面について、第三者からの評価やデータがある(国からの認定、特許、公的学会での賞歴)、そして唯一のオリジナル成分が配合されているかについて、それぞれの情報を調べてみます。

M−1育毛ミスト リアップX5プラス ポリピュアEX ナノインパクト100 BUBKA チャップアップ IQOS フィンジア Deeper3D
第三者
機関認定

世界毛髪会議金賞

第1類医薬品

特許(日本、米国)

製剤機械技術学会 仲井賞
×
岐阜本巣研究所
× ×
千葉頭皮環境研究会
× ×
独自成分
酵母エキス

ミノキシジル

バイオポリリン酸

PLGAナノカプセル
×
M-034
×
M-034
×
Algas-2
×
キャピキシル
×
キャピキシル

まずリアップX5プラスは、正真正銘、国から「発毛」という言葉を使って良い錦の御旗を頂いた「第一類医薬品」。実際に被験者による臨床結果を経て認証されているので、文句のつけようがありません。

ポリピュアEXは、医薬部外品に区分されるものの、主成分バイオポリリン酸が育毛用途について、特許を取得しています。取得するにいは、数年の厳しい審査が必要なわけですから、オリジナル性共々評価に値するものだと思います。

M-1育毛ミストナノインパクト100は、上記2アイテムと違い、公的会議でその有効性が証明されたもの。M-1育毛ミストは、世界毛髪会議というなにやら怪しい団体なのですが、世界中の毛髪研究者や、P&Gや花王といったヘアケア関連企業も参加して研究発表する会議なので、割と権威性はあります。

ナノインパクト100は、一般社団法人製剤機械技術学会という育毛には関係なさそうな団体から、PLGAナノカプセルについて第11回仲井賞を受賞しています。成分というよりも成分を体内により浸透させる技術のようですね。

以上4つが、公的な第三者評価が得られているアイテム、ではその他はどうかといえば…

まずは、BUBKA(ブブカ)です。 BUBKA配合のM−034という育毛成分が、ミノキシジルと同等の効果があると岐阜本巣研究所の調査データがサイトに掲載されていました。初めて聞く名前なので調べてみましたが、それらしい研究施設は存在せず、住所すらでてきません。比較対象が真っ白な第三者機関の認定を受けている状況を考えると、BUBKAはグレー判定ということから、脱落となります。

次はIKOS(イクオス) 。Algas-2(アルガス2)というM−034に保湿成分を配合した育毛成分が配合されています。この成分を120人が3ヶ月間継続した結果、ミノキシジルよりも、キャピキシルよりも効果を実感した人の割合が多かったというデータを掲載しています。しかし、この調査は、千葉頭皮環境研究会という団体?会社?が行っていると書かれています。 これについても調べてみたのですが、住所はおろか会社なのか団体なのかどこで活動しているのかもわからず、サイトもみつかりません。これも実態がないので黒とは言えないのですが、グレー判定と考えるとIKOS(イクオス)もこの段階で脱落となります。

その次はフィンジアとDeeper3Dです。 この2つの育毛剤はどちらもキャピキシルという、ミノキシジルの3倍の効果があると言われている成分を配合しています。 キャピキシル自体は、創業30年以上たつ、アメリカの原料メーカーのルーカスマイヤー社がミノキシジルとの育毛効果比較データを公開しているので、確かな情報といえるでしょう。 ただ、客観性はなく、フィンジアとDeeper3D以外に、BOSTONスカルプエッセンス、ザ・スカルプ5.0c、ナノインパクトグランクリュと複数の育毛剤に配合されています。こうして、考えると独自性が高いとはいいきれず、この2つの育毛剤も脱落となります。

2.安全性:副作用リスクでリアップX5が脱落

1の効果の時点で既に4つの育毛剤に絞られたので、次は安全性です。もちろん、頭皮に直接つけるものであるので、ひどい害があるわけではありませんが、やはり人間おなじものではなく、個人差によって、自分は良くてもあの人は肌が荒れたというリスクもないわけではありません。そこで、できるだけ可視化できる指標として、

  • 成分自体に副作用リスクの存在するものがあるか?
  • 育毛剤の殺菌作用のために配合されているが、肌荒れリスクがアルコールが配合されていないか
  • 副作用がないことを検査機関で検査しているか?

この3つについて、チェックをしてみました。

M−1育毛ミスト リアップX5プラス ポリピュアEX ナノインパクト100
副作用のない成分配合
×
ミノキシジル


ノンアルコール × × ×
第三者機関によるチェック × ×
(財)日本食品分析センター
×

この中で、まず重要なのが、配合されている成分自体に副作用の危険性があるか?ということです。M-1育毛ミスト、ポリピュア、ナノインパクト100については、医薬部外品に区分されている育毛剤。そもそも医薬部外品に区分されるためには副作用のない成分だけを入れる必要がありますから、この3つについては、成分自体に副作用を起こすものは存在しないと考えていいでしょう。

しかし、リアップについては、効果の確かさと諸刃の刃的に、成分ミノキシジルに、副作用リスクが存在します。 大正製薬のホームページには、副作用率が8.7%あると明記されており、少なくはない数値であることから、リアップは比較対象から脱落させる事にしました。

ノンアルコールについては 、ないほうが当然肌にはよりいいものの、育毛剤や化粧品には、液体に雑菌が繁殖しないようにするためにアルコール(エタノール)が当然のように配合されています。ないものを探すのが難しいのですが、唯一M-1育毛ミストがノンアルコール処方なので、肌体質が敏感な人にはおすすめでしょう。

3.コスパ:副作用リスクでリアップX5が脱落

最後に、使い続けて効果を出していくために考えていくべきことが、コスパ、つまりお金の問題です。
育毛剤1本の単体の値段は安いものでは5000円前後、高いもので15000円とその幅は様々です。さらに、その1本で1ヶ月使えるものと2ヶ月使えるものがあり、これだけでも実質価格は倍の差になってしまいますね。つまり、単品1本の価格でコスパを比較するのは無意味であり、実質的にどれだけ使えるのかを判断する必要があります。そこで、編み出した指標は

  • 塗布1日あたりの費用(育毛剤単品価格÷最大使用日数)
  • 半年間使い続けた場合の総費用(育毛剤定期購入価格×6ヶ月の場合のメーカー指定本数)

この2つについて、チェックをしてみました。

M−1育毛ミスト
(定期購入)
ポリピュアEX
(定期購入)
ナノインパクト100
(定期購入)
塗布1日あたりの費用 ¥217.78
¥113
¥252
最低半年で続けた場合の費用 27,000円
(2ヶ月分×3本)
20,400円
(2ヶ月分×3本)
41,580円
(1ヶ月分×6本)