男性型脱毛症の特効薬とは

ここ15年あまりで男性型脱毛症の治療は飛躍的に進歩しました。積極的でなかった毛髪治療に医療側が積極的に応えてきたためです。ここでは代表的な2つの特効薬について紹介します。

リアップX5

アメリカのFDAで脱毛改善効果が認められている唯一の塗り薬です。この成分であるミノキシジルというのは血管拡張作用がある薬物で本来は降圧剤として利用されてきましたが、副作用に多毛になるということを利用して発毛の塗り薬として用いられるようになったという経緯があります。 日本では大正製薬がライセンス販売をしていて、この商品名がリアップというものです。

最初はミノキシジルの濃度が1%と低濃度の製剤しか発売されませんでした。これは医師の処方がいる医療用医薬品ではなく、誰もが薬局などで変える一般用医薬品として申請していたため、審査に長期間を要しました。その間にアメリカでは濃度がより濃い5%の商品が発売され、日本でも遅れること2009年、リアップX5として発売されることになり、現在はサポート成分が追加されたリアップX5プラスという名称で発売されています。

ミノキシジルのメカニズムとしては、その血管拡張作用によって毛乳頭細胞を活性化することによりアデノシンを分泌させ、細胞増殖を促す効果があるとされています。ただ、そのぶん、痒みやほてりが割と高い頻度でも発生するようです。使ってみたいと思う方は薬局などで手軽に買えるので試してみてはいかがでしょうか?

フィナステリド

こちらは飲む発毛薬として有名な薬です。元々前立腺肥大の薬として認可されていたのですが、発毛薬として認可されてからは脱毛治療が大きく進歩したと言われています。 フィナステリドは男性型脱毛症の大きな原因となる、DHTの発生を抑制します。リアップが細胞自体の成長を促すのに対して、こちらは原因物質を取り除くという点で大きくコンセプトが異なります。また、リアップが頭皮に塗る薬なのに対して、フィナステリドは錠剤を内服するという点でも違います。

日本では2005年に認可され、日本人の脱毛症によく効くとかなり有効性が高いようです。少なくとも殆どの人で脱毛症の進行が抑えられたというデータもあります。しかしこの薬は、医療医薬品で、飲むためには医師の診断が必要です。また保険医療の対象外ですので、飲み続ける費用も高いものになりがちというデメリットも有るようです。