すぐに病院に行くべき薄毛の症状はこれ!

薄毛の状態によっては、原因把握などする前にすぐさま病院へ行かないといけない場合もあります。改善面においても、自己対策よりよほど効果的ですので、対策をこれからはじめようという方は先にご一読していただいたほうがよいかと思います。

円形脱毛症(えんけいだつもうしょう)

円形脱毛症は聞いたこともある方も多いと思いますが、突如円形にできる脱毛症のことを言います。発症率は人口の1〜2%と言われており0歳〜60歳以上までどの年齢でも起こり得る症状になります。 仮説ベースの話になりますが、意外にも円形脱毛症はなりやすい人がいるらしく、家族の人が発症すると、2割近い割合でその親族も発症するとのことです。これは、細胞が遺伝しているからそうなるのか、同じ家庭環境だからそうなるのかは定かにはなっていませんが、過去に家族や親族が円形脱毛症になったことがある人は気をつけるべきでしょう。

見分けるタイミングは?

今まで薄毛なんて気にしてなかったのに、ある日突然円形脱毛症に気づくというパターンが特徴です。起床時や洗髪時、ブラシをしているときに抜け毛の量で気づき、鏡をみると円形脱毛症と気づくパターンが多いといえます。

最初は10円ほどの範囲ではありますが、その内に500円大、たまごほどまで大きくなったり、1箇所だったのが複数箇所になったりし、最終的に円形脱毛が融合し頭髪全部にまで広がるということにもつながりかねないので、このような遷移で薄毛になっている方は、見つけた段階ですぐに病院へ行くようにしましょう。

治療方法は?

まれに育毛剤でも円形脱毛症が改善されたと紹介しているものもありますが、ほっておくと頭髪全部にまで広がる可能性があると考えると育毛剤に頼るのではなく、すぐに皮膚科のある病院へ行くようにしましょう。 円形脱毛症はストレスや免疫力の低下など原因が複数あると考えられているので、治療方法も複数にあることが特徴です。

内服薬での治療

症状の進行度により、出される薬の種類はかわりますが、セファランチンやステロイド剤を処方されることが多いです。また、精神的に不安定が原因だと先生が感じた場合は、精神安定剤や精神安定を目的としては漢方が処方される場合もあるようで す。

外用薬での治療

クリームを円形脱毛症の箇所に塗るという治療方法もあります。こちらはポピュラーな治療方法であり、ステロイドを塗ることが多いです。これは免疫力の低下により間違ってリンパ球が毛根を攻撃してしまうことで円形脱毛症が発症するのが一つの円形脱毛症の理由とされているので、ステロイドでその働きを抑えるための治療方法になります。

外用薬での治療

病院に行った際に行う治療になり、赤外線を円形脱毛症の局部に当てる赤外線療法とドライアイスや液体窒素を局部にあてる冷凍療法があります。 赤外線療法は自律神経の乱れを抑えることで毛根を攻撃しているリンパを正常な活動に戻す効果が、冷凍療法は刺激を与えてまちがった動きをしているリンパの働きを抑える効果があると言われています。

ただ、赤外線治療も冷凍治療もかゆみや痛みがあるといわれているので、お医者さんに相談の上で実施を判断するべきであるといえます。

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

脂漏性脱毛症ともいわれていますが、頭皮以外にも元々脂がある皮膚の箇所(鼻など)で起こるため、皮膚炎と呼ばれています。かゆさや炎症が起こり、かさつきがひどくなり、特に頭皮の場合はフケがとても多くなります。その一環で脱毛症状が出てくる場合があります。

アレルギー性の皮膚炎ともよく間違えられやすいのですが、その原因が違って脂漏性皮膚炎はカビによって起こるということです。頭にカビがいるってちょっと驚きですが、エサ場としてはかなりカビにとって暮らしやすい場所のようです。

見分けるタイミングは?

最初はかゆみが出てきます。いつもは感じないかゆみを感じていると、いつの間にかその部分から、フケが増え、鏡でみると地肌が炎症している状態になっています。これが脂漏性皮膚炎の始まりです。 脂漏性皮膚炎は、毛包に作用してヘアサイクルを乱すので、結果的に太くて元気な髪の毛は少なくない抜け毛が多くなって薄毛になる原因となります。

さらに、冒頭にも記載したとおり、頭皮以外にも発症し、鼻の両側、眉の間、胸、背中の上部、脇などにかゆみを発生させることもあります。頭皮だけにはとどまらなくなるので、気づいた段階ですぐに病院へ行くことをお勧めします。

治療方法は?

頭皮の脂漏性皮膚炎の場合は、髪の毛を数日洗わないなど頭皮を不潔にしていることが原因としてあげられます。ですので、病院では毎日しっかり洗髪することを自宅でもできる治療として話をされます。 そのうえで病院からは塗り薬のステロイドを処方されることが多いです。ステロイドの炎症を抑える作用によって、脂漏性皮膚炎を抑えることができるということですね。

あとは、抗真菌剤を塗ることもあります。脂漏性皮膚炎はカビが原因と冒頭で説明しましたが、カビの原因となっているのが真菌(マラセチア)です。このマラセチアの働きを抑えるために、抗真菌薬を塗るという治療もあります。 こちらも症状によって、どういう薬が処方されるか変わるため、先生に確認してもらってから最適な治療を行う様にしましょう。

粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)

こちらは脂漏性皮膚炎と症状が近いものですが、内容は若干変わってきます。フケが出るという点では同じですが、フケが毛穴自体を塞いでしまい、そこからバイキンが繁殖し、抜け毛が多くなってしまいます。 比較的レアなケースの脱毛症とされており、ちょっとフケが多いくらいではそうなるものではありません。

ひと目見てフケが大量に出ている、肉眼でもフケが毛穴を塞いでるというレベルまで到達するとはじめてこの症状が疑われます。 原因については、まだよくわかっていない部分が多いのですが、頭皮にある菌がなんらかの原因で異常繁殖してしまうからなのでは?と言われています。

ありえないくらいのフケが出た時に症状を疑う

脂漏性皮膚炎とよく似ているのですが、最初はかゆみが出てきます。いつもは感じないかゆみを感じ、鏡でみると地肌が炎症している状態になっていると、粃糠性脱毛症の始まりといえるでしょう。 その後、通常のフケとは考えられない量のフケが発生してくるので、このタイミングが粃糠性脱毛症と見分けられるタイミングになります。

ただし、粃糠性脱毛症かなと自宅で見分けるタイミングは難しいです。というのも、いつも落ちてくることがないほどの量のフケが出てきたタイミングで病院に行くことを推奨しているので、そこまでその症状をほっておくことはあまりないからです。

治療方法は?

シャンプーや整髪料の洗い残しが基本的な原因とされているので、脂漏性皮膚炎と同じく、しっかり洗髪するという治療方法は自宅でできる対策方法の一つとしてあげられます。

病院へ行くとこちらも脂漏性皮膚炎と同じく、頭皮が炎症してしまっている状態なので、塗り薬のステロイドを処方されることが多いです。ステロイドの炎症を抑える作用によって、粃糠性脱毛症を抑えることができるということですね。 脂漏性皮膚炎と脂漏性皮膚炎は非常によくにた症状であることがわかると思います。

抜け毛につながる工程は、脂漏性皮膚炎が皮脂の過剰分泌によるカビの活性に対して、粃糠性脱毛症は発生したフケが毛穴自体を塞いで、そこからバイキンが繁殖し抜け毛につながるという違いあります。しかし、発生原因は、シャンプーや整髪料の洗い残しが主な原因であることから、治療方法がほとんど同じになっているということですね。